引きこもりのお子さんを抱えているお母さん、お父さん、
不安でもいいんです。
後ろめたさを持っていてもいいんです。
不安や後ろめたさを持っていて当たり前なんです。
そんな不安を抱えているあなたでも、
罪悪感を感じてしまっているあなたでも、良いんです。
まず、それを認めましょう。
皆さん、今の人生を初めて体験しているのに、そんなに自信が持てる状態で居られるはずがないんですよ。
「では、どうしたら、引きこもりを解決できるのですか?」
それにはまず、
学校に 職場に 働きに行って欲しい。の観念を手放さないといけないですね。
先日、「どうして、引きこもりだと、どうして、困るのか?」と考えてみました。
そうすると、
「友達がいないと将来困る」
「周りの子達に置いていかれる」
「将来、人付き合いができないと困る」→社会人として、仕事ができないかもしれない。…要するに、ここです。
本当は、その子を心配しているのではなくて、
周りの子と同じかどうか?
このままじゃ、社会人をして、働いていけない。と言う、
心配が出てきたのです。
でもですね、
今の時代は、パソコンがあれば、結構仕事ができるし、
東京のような都会に行かなくても仕事はできるし、
部屋には籠っているかもしれませんが、
ちゃんと、社会と繋がっていられるんですよね?
もしかしたら、心配している家族より、
社会での繋がりが広いかもしれませんよ。
ある団体でも、引きこもりの支援を行なっていましたが、
支援の最初から「最終ゴールは学校に行かせること。」があったんです。
結局、その団体の方々は、学校に行くことがベスト、と言う思考だったんです。
もちろん、多少が時間をかけてはくれます。
でも、1年も5年もたってくると、
人間はじれったくなるし、面倒くさくなってくるのです。
そんな「学校に行くためにやっている」ことが、
子どもがわかっていて、引きこもりを解消しようとする方が、間違っていると思います。
当人は当人で行きたくない理由があるのです。
一応、支援者と親は、理解する態度は取りますけど、
子どもの行きたくない。気持ちを理解しているのではなく、学校に行かせるためという動機があるからなんです。
子どもは感性が鋭いので、
『自分の気持ちより、学校に行かせること。
親の「学校に行っていないことはおかしい。」や
「学校に行ってないなんて、許せない」などの気持ち、
「外面が先なんだな。』と。
わかりやすく言うと、『親のプライドの方が大事なんだ。』と思うはずです。
親の見栄のために、学校に行かせられていることを、子どもは肌で感じてしまうのです。